福島市内で無添加のあんぽ柿をさらに加工して出荷し、売り上げも伸びていた農業企業組合に対して、この4年間賠償を継続していた東電がここに来て賠償を出し渋り、6年も前の税金申告書写しの提出を求めるなど、嫌がらせとしか思えないやり方で事業者の経営を脅かしている事例が明らかになりました。早速農民連と相談し、個別協議に入ることにしました。この事業者が怒っているのは、県から出荷制限がかかっているのになぜ東電がまともに賠償してくれないのか、それに対して県がしっかり東電にものを言ってほしいということです。
企業組合なので経営の維持のためにも運転資金が必要なため、県の農政担当課に融資の相談をしても、賠償が滞っているための融資制度はないということで、個別の賠償の窓口もなければ、賠償が滞ったときの融資も受けられない、これほど事業者や農家に寄り添わない県政とは何なのかと考えさせられてしまいます。
お昼時間に県当局から被災地の現状報告を受けていた川崎市議団の皆さんと意見交換。福島の現状は前回来た時と殆ど変わっていないと感じたとの感想が出されました。