宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

29日から31日まで、土木委員会調査で白河市、茨城県鬼怒川堤防決壊箇所の工事を視察

 

29日には白河市都市計画道路と河川改修現場、小峰城石垣修復事業を視察。石垣修復は熊本県も参考にするなど、先駆的事業として評価されています。石垣を詰める技術者が少ないことが大きな悩みで、どこも技術者養成は課題です。

 茨城県では、2年前の集中豪雨による鬼怒川と支流の堤防決壊箇所の改修工事を視察。鬼怒川堤防は600億円の予算で6年間での事業を実施中。国はハード面の整備とともに住民の水防意識の改革に取り組む必要性を住民説明会でも強調していると言います。一見大人しい川に見えましたが、2年前のテレビに映し出された恐怖の映像は記憶に新しく、水の怖さと侮らない対応の重要性を再認識。

写真は再建された石垣と、工事中の箇所

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鬼怒川堤防工事中の箇所。堤防の裏側はテレビに放映された住民が電柱につかまって救助を待っていた場所。

 

 

 

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那珂湊港整備の様子も視察。東電の200万kwの石炭火力発電所からでる燃料灰の埋め立て地が間もなく満杯になるため、新たな埋め立て用地を確保するための護岸堤防工事が行われていました。56haを957億円かけて工事中。僅か5年で護岸工事を行うとのことで、円形の鉄板をつなぎ合わせたものとケーソンの2種類で護岸を作っていましたが、小名浜東港の作り方とはかなり違っていました。

 貨物の取扱量は半分が石炭。今後東電は更に65万kwの火力発電を増設の予定とのこと。東電の要請で1000億円近い埋め立て地を作ってやるという事です。

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 那珂湊港から北米に輸出される自動車は、日産とスバル。

アメリカの自動車販売台数でスバルが前年比で20%も売り上げが伸びたとのニュースは頷けました。