宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

国の福島県のコメ全袋検査見直し発言は大問題。東京の米屋さんでは福島のコメという理由だけで精米を断られる事例も。継続こそ必要と農民連の県交渉でも要望。

 27日に行われた共産党東北ブロックの政府交渉の中で、農水省の担当者が、福島県が実施するコメの全袋検査について、全袋検査自体が風評被害になるとの意見もあると述べ、見直しを示唆する発言を行い大問題になりました。国の担当者はね参加者から発言の撤回を求められ、福島県が継続の判断すれば国はお金を付けると言わざるを得なくなりました。

 福島の玄米を東京の娘に送ったら、米屋で福島のコメは精米に応じられないと断られてしまったと言う話が報告されました。福島県というだけで差別的扱いを受けているのが実情。全袋検査をやめてしまったら、信頼は崩れ取引自体が成り立たなくなる可能性もあり、現時点で検査を終了することなど到底考えられないことです。

 31日午後に行われた農民連の県交渉でもコメの全袋検査の継続を求める声が参加者から一斉に出されました。県は検討会を立ち上げて、フラットで各分野から意見を聴取して結論を出したいとの考え方です。しかし、この検討会を公開としない、議事録の公表も検討すると答える等、秘密裏に方針を決めようとしているのかと疑問の声が上がりましたが、今後検討するとの回答に留まっています。

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