宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

県の治水、砂防協会総会に出席。多発する水害、土砂災害に対して国の予算は減るばかりでは安全は守れない。

 県の治水、砂防両協会の総会に出席。温暖化の下で水害や土砂災害が増加していますが、国や県の関連予算は減額され続けており、県の資料では河川事業費は1999年の7分の1まで減少しています。

 砂防事業も土砂災害防止法が制定されて、危険個所の基礎調査の実施と公表が県に義務付けられましたが、本県の基礎調査の実施率は6割台、全部終わるのは2019年度で全国的には遅れた県です。道路の事業費は復興道路の位置づけでどんどん予算が付きますが、安全対策の河川費や砂防費はお金が付きにくいのです。しかし、最近の異常気象と災害の多発に鑑みれば、この分野にこそもっと予算を付けて安全、安心対策を進めるべきなのです。

 総会休憩の合間に葛尾村長にあいさつ、川内村長とは立ち話。村に戻った人は8割、自主避難者で今も仮設住宅に残っているのは2世帯になったとのことです。それぞれに事情を抱えているため、急かさないようにするつもりと話していました。