宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

19日から9月議会開会。知事の提案説明では仮設住宅の打ち切りを2019年3月まで延長と表現。公立大学中期目標検討委員会。医大の定数130人の堅持、看護師確保などを明記するよう提案。

 19日、9月定例会が開会し、知事が提案説明を行いました。いつもの通り復興が進んでいることを強調。この中で福島県産農産物の輸出量が過去最大になる見通しと報告。輸出する量は生産量の極めてわずか、本県農業全体の再建をいかに支援しながら進めこそていくのか重要です・

 また、避難区域の仮設住宅供与を双葉、大熊、浪江、富岡町を除き、2019年3月で終了する方針なのに、知事の説明は2019年3月まで延長したと述べました。1年間延長したことはその通りですが、それで終わりにすることは言わないのです。県が決めた方針なのに都合の悪いことは口をつぐみ、復興が進んでいる事ばかりを強調するのは県民の代表としていかがなものかと感じます。

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福島医大会津大学の6年間の目標を決めるうえで議会として求める内容を議論しています。今日の議論で、医大の定数130人を維持すべきと求めたのに対して、県の担当は、国からは50人の上乗せのうち5人は認めるが45人はいつまで維持できるかは不明と言われており、目標に掲げることは難しいと述べたのです。県内の医師数が人口比の全国平均で800人以上不足している本県の医師不足解消のため、県が本気で国に求める立場が無ければ県民医療は守れないと指摘しました。

 また、手術の待ち期間が長い問題を前回指摘したことともかかわって、手術室は増設して増やしたけれど、看護師不足で100%機能できるかは分からないと言われていることを紹介して、看護師確保に全力を挙げることを求めました。