宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

15日は環境部の審査。再エネ設備計画に対して、環境に配慮した県の考え方を示すよう提起。

 除染で出た土壌の再利用を進める実証事業が二本松市で計画されていることについて、住民からは放射能の影響への不安が出されていることを示し強行すべきではないと求めました。

 南相馬市で行った実証事業では、一旦盛土として利用した土壌の放射線の影響を調査した後に除去し中間貯蔵施設に搬入しており、実際の土木事業に活用するのは二本松が初めてだと言います。

 福島市のあづま開拓パイロット事業跡地に計画されている大規模太陽光発電設備について、県の環境アセス条例の適用について県の考えを質しました。県としては事業者が地元に環境アセスは必要ないと説明していた事実は確認したと述べつつ、アセスの対象になるか否かは計画内容を確認しないと判断できない。今後福島市とも連携しながら対応すると答えました。県が判断していない事柄を事業者が偽りの説明を行ったことは不適切であり、事業者に再度説明させるべきだと指摘しました。

 いわき市遠野地区に集中立地計画の風力発電について、環境アセス法に基づく知事の意見では、他の計画も視野に環境への影響を考慮するよう求めていること、国も同様の意見を事業者に支持していることを明らかにしました。

 ソーラー発電、風力発電、木の皮バークを利用した木質バイオマス発電と、いずれも環境アセス法や条例だけでは対応できない問題が県内各地で発生している状況を踏まえ、県としてエネルギー課とも協議して再生可能エネルギー推進に当たっての考え方を取りまとめるべきだと指摘しました。

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