宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

浪江町が仮設の避難者に次々と退去を迫っていることが分かりました。

 浪江町はこの間全県の仮設住宅入居者に対して次々と仮設住宅からの退去を求める文書を送っていたことが分かりました。町議会の質問に町はこれまでに259件に文書を発送したと答弁したと言います。県の担当に聞いてもその事実は把握されていません。実際に入居している世帯は286戸あります。福島市にある浪江町避難者向け仮設は、笹谷東部に集約する方針とのことですが、市内の仮設に住む浪江の避難世帯は100です。 仮設は事実上避難もとの町が管理し、全員が退去した段階で県に返還します。

 集約のためとはいえ、年の瀬を前に追い出しを行うのはいかにも不適切ではないでしょうか。物置代わりに利用している世帯もあるとのことですが、県は、浪江町の避難者向け仮設住宅は2019年3月末以降も延長する方針で、現時点で明け渡しを急ぐ理由はありません。