宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

4日、福島市の新年交歓会、飯坂町顔合わせ会。

 4日は福島市と商工会議所共催の新年交歓会に出席。今年はグリーンパレスの会場に入りきれないほどの参加者で一杯。あいさつに立った木幡福島市長は、市民に開かれた姿勢を目指してスピード感を持って市政に取り組みたいと抱負を述べた中で、喫緊の課題となっている待機児童対策で早速民間人を交えた推進会議を立ち上げ、取り組みを進めていると報告。また、市内の公衆トイの半分の和式を洋式に改善すること、併せて学校のトイレの洋式化にも取り組むことを表明しました。

 トイレの問題は小さいようで大きな問題、一昨年飯舘から福島市に避難した子どもが、学校のトイレが和式のためトイレに入れない悩みを抱えていることをお母さんから伺い、早速市議団に取り組んでもらい渡利小学校でもいくつかは洋式に換りました。市内すべての学校で洋式トイレに改善されることは大歓迎で、子どもたちもきっと大喜びでしょう。

 福島市の職員の話を伺うと、「市長はアイディアマンで色々提案され仕事は増えるがやりがいのある忙しさです」と市民の喜ばれる仕事ができることにやりがいを感じているようです。木幡市長とも顔合わせをした際に「待機児童対策はさすがに早いですね」と感想を述べると、「待ったなしの課題なので」と応じてくれました。始まったばかりの新市政が市民の要望に応えるものとなることを期待したいと思います。

 内堀知事は来賓あいさつ冒頭で、「今年は危機感を持って取り組む」と述べたことには少し驚きました。これまで福島県の復興は進んでいると強調してきた知事が、8年目に入ろうとする年頭あいさつで危機感を強調するのは意外だったからです。今年になって何か状況が変わったのではなく、今年は知事選挙があるからなのではないかと感じています。いくら国や県が復興を吹聴しても、県民の思いはそうではないと思わざるを得ない深刻な実態があるということであり、知事選を前に県民感情は無視できなくなったのだと思います。今年も県民一人ひとりに寄り添った県政を求めたい。

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午後は飯坂町の各種団体が一斉に揃う顔合わせ会に出席。この席でサービス付き高齢者住宅を経営する知り合いの方と顔合わせ。看護師と介護職員不足で誰かいないか訴えられる場面もあり、介護の現場の差し迫った緊迫状況を見もにしみて感じさせられました。

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