宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

今月末で仮設住宅提供が終了する楢葉町で、4月以降の住宅が未定は74世帯。来年3月末終了予定で戸別訪問対象は1132世帯に

 避難区域でも災害救助法に基づく仮設借り上げ住宅の提供が次々と打ち切られようとしています。今月末で終わる楢葉町は、2月末時点でも74世帯がどうして良いかわからないと回答しており、行き先が定まらないまま期限を迎える世帯が相当数に上ります。委員会の審査の中では、追い出され感が強い避難者の心情を紹介しながら、強制追い出しは絶対しないよう求めてきました。

 来年の3月末で打ち切られるのは、小高区、山木屋、川内、葛尾、飯舘で帰還困難区域を除く区域が打ち切られる予定で、戸別訪問予定件数は1132世帯と報告されています。

 この間相次いだ原発訴訟の判決では、国と東電の責任断罪されているにもかかわらず、加害者の国が県に打ち切りをやらせるのは本末転倒であり、国に追随する県の姿勢も転換させなければなりません。