宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

福島市の認可保育所の落選率が全国1位に

 新年度の新規認可保育所入所希望者に対して、入れなかった児童の落選率をマスコミが報道。何と福島市の落選率は47.7%と全国1位、1075人の申し込みに対して562人の内定。513人が入れずに待機児童に。東京都内の区を上回る実態が明らかになりました。

 この間真剣に待機児童対策に取り組んでこなかった福島市ですが、木幡市長の下で市政の最大課題となり、1月にも補正予算を組んで受け入れ態勢の整備を図ってきましたが、認可保育所のニーズに対応が追い付かない状況。

 先日開設した東邦銀行のような企業主導型保育所は、認可保育所より設置基準が緩いため、これまで国は認可保育所とは分けて必要整備数にはカウントしないできましたが、この形を推進したい国は整備数に組み込んでカウントし始めています。 東邦銀行設置保育所の運営を委託されたピジョンは、保育士は全員有資格者としていますが、国の基準では半数でも良く保育の質が担保できないのではと懸念されています。認可保育所をいかに早期に増設するかが福島市に問われています。