宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

15日、マルクスとエンゲルスの映画鑑賞。

 15日福島フォーラムでマルクスエンゲルスの映画を鑑賞。19日までなので急がなくちゃとこの日に。会場には見慣れた顔ぶれが沢山。南相馬市から集団できたという一行も、映画館が無いから1日がかりで来たと言います。

 映画は、マルクスエンゲルスが出会うところから描かれています。大企業の息子エンゲルスが、マルクスの論文に感銘し共同作業に取り組みます。マルクスの妻イエニーも両家の娘ですが、マルクスを愛し闘いの中で愛を深めていく様子が描かれていて、女性の生き方としても好感を持ちました。

 当時の社会世相はエンゲルスの著書「イギリスにおける労働者階級の状態」に書かれたように、労働者の生活はひどく焚き木を買うお金もなく山の焚き木を拾う人々を山も所有する資本家が追い払う場面が出てきます。マルクスはこうした労働者の生活を根本から変えるためには、生産関係を変えなければならないと説き、エンゲルスとともに共産党宣言を書き上げます。生産関係と階級闘争を捉えきれない当時の指導者との思想闘争も確執も描かれていますが、文書で見るのと映像で見るのとはずいぶん違った印象になるものだと思いました。日々の闘いの中で理論構築し発展させられていく様子は頼もしく感じました。