宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

15日、渡利地区敬老会。米寿のお祝いを受けた方が謝辞で戦争を繰り返させない思いを語りました。

 15日は地元渡利地区の敬老会があり出席。77歳以上の方が招待されますが、祝い金は88歳にならないとありません。米寿の祝い金を受け取り謝辞を述べたのは菅野さん。私も存じ上げている方です。演壇に紙袋を持って立つと、戦争に翻弄され続けた少年時代のことを一つひとつ丁寧に紹介しながら話し始めたのです。福島市で唯一空襲を受けたのが渡利地区に投下された模擬原爆で、16歳の野作業中の少年が犠牲になったこと、赤紙を示しながら、赤紙死刑の宣告と同じことだったと述べ、日の丸を背負い勝ってくるぞと勇ましく戦地に赴いていった当時の青年たちの様子を語りました。謝辞にしてはいささか長いものでしたが、会場は静まり返り菅野さんの話に聞き入っていました。皆さん他人ごとではなかったのでしよう。安倍政権の暴走や憲法改悪に直接ふれるものではありませんが、戦争だけは繰り返させない強い意志を感じさせる謝辞でした。

f:id:m-sizue:20180918102956j:plain

f:id:m-sizue:20180918103028j:plain

f:id:m-sizue:20180918103113j:plain