宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

1日、党県議団が原発事故汚染水について東電に申し入れ。汚染水の前提が崩れた。

 東電は先月末に汚染水にはトリチウムだけでなく他の各種も基準値を超えて含まれているものが、全体の8割に上ることを明らかにしました。汚染水の処理について、富岡、郡山、東京で説明会が開かれてきましたが、この時にはその事実は明らかにされませんでした。

 党県議団は隠ぺいだと厳しく指摘、東電に抗議し謝罪を求めました。申し入れを受け取った佐藤東電福島復興本社副代表は、アルプスでトリチウム以外は全部除去できるとは言っていないと開き直りました。アルプス多核種除去装置は、基準値以下にするための設備だと述べて、完全に除去するものではないと、アルプスの機能の説明も変えました。しかし、県民はトリチウム以外は基本的に除去できるものと理解してきたから、トリチウムが問題になってきたのであり、他の核種も含まれるとなれば、見方は全く違ってくる。汚染水の前提が崩れたことになるわけで、これまでの説明も適切ではなく、一から出直しすべき問題だと指摘しました。同日開かれた国の汚染水対策小委員会でも私たちが持った疑問と同じ疑問が出されたと報道されており、東電と国の姿勢が改めて問われています。

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