宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

2日、総括審査会質問。避難者、被災者に寄り添った復興政策を。県民の苦難、聴かれれば答えるが自らは語らないのは、安倍政権に追随する姿勢だと批判

 2日、総括審査会を質問を行いました。最初に知事に対し、議会冒頭の演説で避難者や被災県民の苦しみにも触れなかったことを指摘し、被災県民の苦しみに対する知事の認識を質すと、言葉に言い尽くせないほどの苦難を抱えていると思っていると答弁。それ程に大変だと感じているなら、なぜ最初から言わないのか、ここに安倍政権に追随する知事の姿勢があると指摘し、福島の被害をありのままに発信すべきと求めました。

 来年3月で仮設借り上げ住宅が打ち切られる南相馬市、川俣町、川内村飯舘村葛尾村の避難者について、意向調査の進捗状況を質しました。1246人の調査対象のうち半数以上がまだ決まっていないと回答、飯舘村は15.9%しか戻っていない現状からも打ち切りすべきではなく、個別事情を踏まえて延長すべきと求めましたが、県の方針は変わりません。

 避難地域復興の原動力と位置付けるイノベーション・コースト構想について、帰還できない避難者は置き去りにされている。人口流入の見込みを質しても明確な答えはなく、楢葉町に開設した廃炉研究施設であるモックアップ施設の職員数は50人と答弁。現在のところこれしかありません。すぐには帰還できない住民も復興の担い手となる復興政策作りを求めました。

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