宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

8日、県教委が県立高校改革前期実施計画を発表。24校を統合して12校に。進路希望に応じて学校を選別でいいのか。

 県教委は本日県立高校の再編計画の全体像を明らかにしました。2023年までの前期計画では、1学年3クラス以下の高校を再編、24校を12校に統合するとしています。県北では、保原と梁川を保原に統合、二本松工業と安達東を二本松工業に統合、定時制は福島中央と保原を福島中央に統合する計画です。統合により廃止される高校は、いずれも地域にとってはなくてはならない子育てと文化の中枢施設。県の勝手な思惑で廃止は住民は納得できないのではないでしょうか。

 また、今度の計画では子どもの進路希望によって「進路指導拠点校」「進学指導重点校」「キャリア指導推進校」「地域協働推進校」「職業教育推進校」のいずれかを選択させようとしています。中学校卒業の時点で、明確に進路を決められる生徒がどれだけいるのかは極めて疑問。高校の差別化が一層進むことにならざるを得ません。県がめざす高校教育の在り方としてこれで良いのか、県民的な議論が必要です。