宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

16日、2年ぶりに吾妻開パ跡地の太陽光発電用地を岩渕友参院議員とともに調査。木の伐採が進んでいます。

 16日午前、2年ぶりに吾妻開パ跡地の太陽光メガ発電用地を岩渕友参院議員、佐々木ゆう市議とともに地元の皆さんに案内いただき視察。現在環境アセスにかかっており、県は5月中旬までに意見を出すことになっています。現地の一部は木の伐採が進み福島市街を見渡せるようになっていました。ここは、ソーラーシェアリングの事業計画の予定地ですが、現地に行って分かったのは、吾妻第一発電とみもりの里のソーラーシェアリング予定地は相互に入り込んでいて、地域環境への影響は両方を一体的に判断しないと分からないと感じてきました。ソーラーシェアリングは環境アセスの対象にされていないため、こちらの方が先行することが考えられます。

 吾妻開パは吾妻おろしの風が強い所で農地の利用ができなくなったのもそのためです。ソーラー発電予定地に吾妻山が迫っており、強風によりパネルの損壊も危惧されるなど、敵地とは言い難い課題が沢山あります。木を伐採した個所からは福島市街地が眺望でき、下からもパネルが見えると思われ、景観への影響も懸念されます。市民共通の財産である吾妻山の景観を壊してはなりません。

 沢水が集まる所にあるのがわさび組合のワサビ田。無農薬栽培の高品質が高く評価され取引されており、農薬が使用されればたちまち価値が低下してしまいます。

 近くには高湯温泉が控え、先達山にも同じ事業者がメガソーラー発電を計画しています。吾妻山一帯がメガソーラーだらけになる可能性があり、福島市、ひいては福島県全体の環境問題です。

 

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みもりの里が計画するソーラーシェアリング用地から福島市街が良く見渡せます。

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吾妻山がすぐそばに迫ります。

 

 

 

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帰りにワサビ田を見ました。ワサビは猿がいたずらはしても食べないらしく、被害に遭わないと言います。ワサビを使った新たな製品開発が期待されており、これこそ農業のイノベーション。県はこうした所を支援すべきです。