宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

福島市の特養ホーム定員は、3か年で90人の増にとどまり、待機者は依然として1300人超え、全県では3か年で1000人の定員増、待機は依然1万人超え

 福島市の老人福祉費が県内平均と比較すると一人当たり2万円も低い実態があり、介護サービス不足が主な要因ではないかと考えて、この間の定員変化の資料を取り寄せました。2016年4月の施設定員数は1317人、2019年4月の定員数は1407人で、90人の増に留まっています。一方、待機者は2016年が1541人、2018年は1307人と減少したものの、2017年との比較では72人の増となりました。施設が僅かしか増えていないことが低い老人福祉費の要因になっているのではないでしょうか。国は在宅を推進していますが、家庭の介護力はむしろ低下しており、介護職員確保対策を行いつつ、特養ホーム定員を増やすことがどうしても必要です。