宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

1日、環境部の審査。除去土壌の搬出ルート、帰りも明確にして安全対策を。高齢者の交通支援は県政の大きな課題。

 1日、環境部の審査。除染で出た土壌の総発生量は1610万㎥。うち県と市町村分はが688.6㎥と報告。かかった経費は昨年度末で県と市町村分で1.4兆円、国直轄分が1.5兆円、併せると2.9兆円と報告されました。除染の除去土壌を中間貯蔵施設に搬入するルートが行きのルートは契約で明確にされるが帰りは事業者任せになっていることが浪江町議会で大問題になっていることを紹介し、県として帰りも明確にさせるべきだと指摘、担当者は指摘を踏まえて国と協議したいと述べました。

 除去土壌の再生利用実証事業が行われている飯舘村の除去土壌総量は204万㎥に上りますが、このうち再生利用される量は明らかにされません。

 福島市議選でも関心が高かった高齢者向けシルバーバスの年齢引き下げについて、高齢者の交通手段の確保は県政の課題と位置付けた取り組みが必要だと指摘。コミュニティバス、デマンドタクシー、一般タクシーの補助で県の補助制度を利用している市町村は37です。補助金を使わず自主財源で支援を行っている自治体も少なくないとのこと。一般タクシーを使った支援に県が250万円の一律補助を昨年度から創設しましたが、県南の矢祭、塙両町の実績は10万円台に留まりました。何故利用が伸びなかったのか検討が求められます。

 再エネが環境破壊を招く危険があることについて、大玉村が無我ソーラー発電は受け入れない村を決議したことも紹介しつつ、県として何らかの規制のルールを設けるべきと求めました。