宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

18日、大橋さおり県議が堂々たる見事な初質問。傍聴者に感動。

 18日、大橋さおり県議が初質問に立ちました。質問が始まるまでの当局からの聴き取り調整に多くの時間が費やされました。質問の趣旨が分ればそれで答弁を用すれば済む話なのに、質問原稿の一言一句までチェックする信じられない調整があります。こんなことに膨大な時間を費やす県議会とは誰のための議会なのか、疑問だらけですが、それも乗り切っての初質問でした。

 知事には避難所の食事の改善で温かい汁物の提供を求めました。知事の答弁では避難所を訪問した際は温かいみそ汁が出ていたとのこと。その時だけ温かい味噌汁があったのかもしれませんが、通常はインスタントの味噌汁だけ、トン汁などまともな味噌汁が出るのはボランティアの炊き出しがあるときだけです。この状態の改善を求めた訳です。

 応急修理の申請件数は4232件、決定は2261件とのこと。準半壊維以上が対象ですが、申請したのは対象世帯の20割程度に過ぎず、まだまだこの制度が被災者に知られていないため、制度の周知徹底を求めました。また、畳だけの修理が対象とならない点の改善を求めたのに対して、床板の交換を含むものは対象となり今回はその上限が撤廃されたと答えましたが、畳だけの交換についてはまともな答弁はありません。

 高校の統廃合については、保原の定時制を廃止して福島中央高校に統合し夕間部にする問題、川俣高校の機械化を無くして普通科の選択科にする問題を追及。どちらも廃止することは子どもたちの大事な学びの機会を奪うものだと指摘、地域の反対の声を真摯に受け止め見直すべきだと求めました。教育長の答弁は聞く耳を持たずいつも通りです。

 質問終了後に傍聴者に報告と意見交換。皆さんからも良かった、感動したとの感想が相次ぎました。

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