宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

20日、福島労働局に雇用調整助成金制度について要望、県内の申請はまだ9件。

 県内の事業者で休業や解雇が発生している現状から、雇用調整助成金が早期に支払われて雇用が維持されるよう、制度運用の迅速化、審査体制の強化等を求める要望書を提出し懇談。宇佐美職業対策課長が対応。県内でこの制度に基づき休業計画届を出しているのは61件、更に進んで申請を行ったのは9件に留まっていることが分かりました。福島労働局の助成金センターは20人体制で申請受付業務を行っている。国として社会保険労務士に協力要請して、申請が円滑に行われるようにしていきたいと述べました。制度の周知が必要です。同時に、事業者は雇用調整助成金で給与を払いたいと思っても、制度上は支払われた給与に対して助成する立て付けになっているため、噛み合っていません。事業者は一旦給与を払うために貸付を利用することになりますが、融資の審査が厳しければそれも受けられず、制度申請まで辿り着けなくなります。この制度上の問題を解決することの重要性も共有することができました。

 二本松の岳温泉くぬぎ平ホテルが経営破綻したとのことです。こうした事例は今後も増えることが考えられるため、早期の対策が必要です。

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