宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

17日、18日と伊達市、伊達郡、福島市で桃の穿孔細菌病の現地調査

 17日は大橋県議とともに桃の穿孔細菌病の被害が大きい伊達群の桑折町伊達市保原町の現地調査。農家の話を伺うと、畑の場所が川や水田の近くでは水蒸気が多く細菌が桃につきやすい、今出荷中の日川白鳳に被害が出ているが、主力品種のあかつきがどうなるかはこれからの天候次第と言います。一本の桃の木の半分に細菌病が出ているものもある。今年は春の天候が悪く受粉しにくかったために実のなり方が少ないところに穿孔細菌病が出たため、収穫は大きく減少すると肩を落としていました。果樹共催の加入を聴くと止めたとのこと、被害が出たときに調査が遅く実を落としてしまったために3割以上の被害と認定されず共済金が出なかったのだと言います。今は収入保険に入る人が増えているが、青色申告でないので入れないと。 JAは、今回の被害に対し例年だと穿孔細菌病で桃の実の表面に斑点が2つ以上あると出荷を受け付けなかったが、今年は3つあっても受け入れることになった。これが商品にならなければ、収穫用の箱1つで僅か5円程度にしかならないとのこと。果肉には異常がないのに、見た目がよくないからと弾かれ商品にならない。日本の流通の在り方にも問題があると感じました。

帰りに県北農林事務所伊達農業普及所で岡崎次長から話を聞きました。

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ついでに、近藤市議の案内で伊達特別支援学校予定地を見ました。水害の危険性がある地域、隣の認定こども園予定地よりも敷地が低く、確かに水が上がるのではと心配です。校舎予定箇所だけでも嵩上げすべきです。

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 18日は、福島市西部地区の桃畑を見に行きました。伊達の被害と比較するとそれほどではない気がしました。被害面積が福島市は伊達の1から2割程度とのことです。これから主力品種のあかつきの収穫期を迎えるため、何とか天気が回復してほしいと祈るばかりです。 穿孔細菌病はまだ特効薬が開発されていない病気。研究の促進が求められています。

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