宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

コロナで介護の利用者負担増に事業所も利用者からも異議ありの声が

 コロナ感染症で介護事業所の利用者数が減少している問題で、利用時間が同じなのになぜ利用料金が増えるのかと疑問の声が上がっています。国は、通所介護、通所リハ、短期入所の介護報酬を利用時間を増やしたとみなして事業所が請求できる仕組みにしたものですが、これには利用者の同意が必要です。

事業所の職員は利用者の同意を得るための説明が求められ、事業所のためにお金を払えと言うのに等しく説明に苦慮しているのが実態。デイケアに1回3時間未満利用した場合に5時間未満利用したことにできるとされ、利用者の負担は1回150円増える計算になります。介護保険の利用料は1万円の壁という言葉があるように、なるべく利用を抑え負担を減らそうとしているのが利用者の実態。コロナ対策と称して国の責任を事業者と利用者に転嫁するやり方は大問題です。コロナで介護事業所が立ちゆくように支援するのは国の役割、GO TOキャンペーンではなく医療、介護の体制強化にこそお金を使うべきです。