宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

18日、9月定例会が開会。知事の提案説明でコロナ感染者の死亡には触れず、9次与党提言にイノベ関連の国際教育研究拠点整備が掲げられたことを前進と

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 18日、9月県議会定例会が開会。知事が提案説明を行う中で、菅新内閣の発足に関しては、福島の実情を熟知、地方をよく理解し、地方創生をけん引してきた方が新たなリーダーになったことを心強く感じていると述べ、新内閣を礼賛しました。原発事故からの復興では、今月出された第9次与党提言でイノベ関連事業の国際教育研究拠点整備の推進が掲げられたことを前進面として紹介。被災者、避難者置き去りの復興への反省は見られません。 菅内閣は安倍政権の継承を掲げており、福島の被災県民切り捨てを官房長官として安倍首相と一体で推進してきた張本人です。事故も被害も終わりにしようとする自民、公明政権の転換なしに福島の真の復興はないことが改めて明瞭になったのではないでしょうか。

 コロナ対策に関して、17日2人の感染者が死亡したことについて、知事は提案説明で一言も触れなかったことに大きな違和感を覚えました。遺族の意志で公表を控えたようですが、個人情報は伏せても教訓を引き出すための情報提供は必要です。219人の感染者の中で2人の死者は重大であり、課題と教訓を明らかにして今後の取り組みに活かす必要があります。