宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

24日、県立高校改革後期実施計画で4校を統廃合することが明らかに。福島市内は西高校と北高校を統合し9クラスを6クラスにする計画。高校が1クラス40人のままで良いのか。

 県民から反発が続く県立高校改革の後期実施計画の全体像が24日明らかになりました。全体では2028年度までに全日制4校を統廃合し県立の全日制は70校に、定時制通信制は7校にする計画。

 福島市内では、西高校と北高校を2027年度までに統合し合計9クラスが、探求(仮称)1、デザイン1、総合4の計6クラスにする計画です。県は1学年3クラス以下の高校を統合するとしてきましたが、福島のこの2校はいずれも4クラス以上あり統合の対象ではないにもかかわらず、それぞれ歴史のある高校を一つにしてしまうのは統合先にありきの乱暴なやり方です。関係者から異論が出るのは避けられないと思います。

 他に船引と小野、平商業と四倉、いわき総合と好間の統合が計画されています。

コロナ禍を経て、国は小学校は段階的に35人学級が導入されました。はるかに体格が大きい高校生が1クラス40人のままで良いのでしょうか。1学年3クラスは120人、1クラス30人なら4クラスになります。高校も少人数学級にすべきなのに、そこには手を付けずに学校を統廃合するのは時代の要請にも逆行します。