30日、県復興共同センターは原発汚染水の海洋放出を止める対案を示した柴崎福大教授を講師に、学習会を開きました。昨年暮れに東電が経産省の対策委員会で、柴崎教授ら専門家が提案した広域遮水壁は効果が無いとする検討結果を報告したため、改めて柴崎先生から話を聴くため学習会を開催したものです。
柴崎先生の指摘は、一言でいうなら東電の検証は科学に値しない代物だと言うことです。科学的に検証したというなら、ふさわしい科学的説明が無ければいけないのに、その検証ができないもので、とても専門家が行った検証とは思えないと話しました。要は、お金をかけたくないのでまともな検討もなく効果が無いと結論付けたとしか思えないということです。全国的にも関心が高い汚染水をこの程度にしか扱わない東電の姿勢こそ大問題です。