宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

12日、農水委員会審査

 12日は農水委員会の審査。GPSの位置情報をより正確化して農作業に活かすための基地局を県が整備し、農家から使用料を徴収する事業の料金が条例案で出されました。福井、宮城県に続き全国では3番目となります。使用料は1台年間2万円、2台目以降は1万円で、先行する県とほぼ同じ水準です。

 国の加速化交付金を活用し南相馬市が整備する野菜工場は、補助率4分の3、仙台の事業者が事業を請け負う計画です。地元の野菜の活用は8割、雇用は20人以上を見込むとしています。避難地域につくられた同様の施設では労働者が確保できずに派遣社員を回してもらって開業に間に合わせた程。しっかりとした見通しの下で事業に取り組むべきと指摘しました。

 来年度予算編成について、国の財政制度審議会が建議を行い、農業予算の削減を求めていることについて、県の取り組みを質しました。部長は、農業予算は復興にとっても重要で、部として国に予算確保を求めたと答えました。郡山市は農水部を廃止して商工に統合する計画であることが分かりました。このことについての所感を聴きましたが、答弁はしませんでした。郡山市は議会やJAの反対を受けどうやら取り下げになったらしい。議会の委員は皆当然だとの感想を述べていました。