宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

11日、避難地域復興、産業振興特別委員会。帰還者の精神的ストレスが高い結果を踏まえた支援策を

 11日、避難地域復興、産業振興特別委員会が開かれ、今年度の取り組みについて当局から説明がありました。福島大学の筒井教授が浪江町で行った避難者の精神的影響調査で、帰還者が最もストレスを抱えていることを明らかにした事を紹介。帰還者に寄り添った支援策の必要を指摘しました。見守り、相談支援員の支援対象に帰還者を位置付ける事を求めました。

 自民、公明政権与党が出した復興加速に関する14次提言で、帰還困難区域への自由な立ち入りを認めることと引き換えに、被ばくは自己管理とする方向が示されました。これか帰還困難区域の除染はもう行わないことに繋がるのではと、住民に危機感が広がっています。除染は帰還困難区域も含め最後まで国が責任を持つよう求めるべきと提案しました。

 F-REIの研究について、この間イノベ関連事業者が破綻する事例が相次いでいると指摘し、福島で研究すべき最大の課題は安全な廃炉のための研究である。あれこれの課題の一つではなく、国内はもちろん世界理の英知を結集して取り組むべきだと指摘しました。