宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

新潟県に避難している皆さんと懇談

 午前中新潟県当局から、支援状況を伺いました。ここには、福島県から常駐派遣されているお二人も同席し話を聞きました。新潟県はこの間大災害を二度も経験し全国から大きな支援を受けた、今度は自分たちが恩返しする時だとの意識が県当局はもちろん、県民の中にも強く今度の支援になったと述べられました。

 避難者は現在は約6800人、避難指示区域からと自主避難者の割合は半々、今後は逆転するだろうとのことです。福島県内では郡山市からが一番多く1500人、福島市からは600人が避難しています。

 自主避難者は、周囲の受け止め方がまちまちで、家族の中でも考え方が異なるために、精神的ストレスが極めて大きい。その支援が大事だと考えているとのことでした。家族のきずなを維持するための定期的な顔合わせの機会が重要だが、高速料金有料化によって通える機会がぐんと減ってしまう。自主避難者にこそ無料化が必要ですと強調されていました。福島県がもっと機敏に動くのかと思っていたがとね福島の対応が遅いことを暗に指摘されたのはその通りだと思います。是非国に無料化を求めたいと思います。

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 午後、避難者のための交流スペース、ふりっぷはうすを訪問、避難者の皆さんと懇談しました。代表者は、福島市から避難されている村上さん、施設運営の仕事に関わっているのも福島市から避難されている方でした。20代、30代の子育て中のヤングママから、率直な思い、要望を伺いました。皆さんが一様に話されたのは、自分たちが支援の対象から除外されているという気持ちを強く持っておられることでした。市内清水地区から避難しているというお母さんは、今のままの福島市にはとても戻る気持ちにはなれないと話します。保育所に入れようとしたが、広域入所が認められていなかったため、住所を移したとのことでした。もう少し早く福島市が広域入所を認めれば、また違った選択があったかもしれません。

 ふりっぷはうすの代表者村上さんの話では、二重生活による負担増は月6万から8万円に上るといいます。ここに高速料金が上乗せされたら負担は限界を超える、家族が会うこともできなくなる、せめて無料化は継続してほしいと言われました。

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写真上は、交流スペースふりっぷはうす、普通の民家を借りています写真中、下は、避難している皆さんとの懇談