宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

JTが1600人の人員整理。福島県内でも200人を超す削減計画に県が知事を先頭に緊急の申し入れ

 JT日本たばこ会社が、需要の低迷を理由に全国で1600人、福島県内では郡山と須賀川市にある工場を閉鎖、縮小する計画で併せて220人近い労働者が職場を追われることになります。2015年実施とのことですが、復興に向けて懸命の努力のただなかにある本県にとっては、余りにも影響は大きすぎます。県知事が今日郡山市須賀川市の両市町とともにJT本社を訪れ、削減計画の見直し、雇用の維持、たばこ生産者の経営を守ることの3点で緊急の申し入れを行います。

 福島県は主要なたばこの生産県であり、私の実家でもたばこを作っていました。今でも地域の主要作物の一つです。真夏のたばこ挟みの作業、冬の夜長に一枚一枚丁寧に乾燥したたばこを広げてのす作業と、1年かけて端正に仕上げていく苦労の多い農作業ですが、それで地域経済が支えられていたことも事実です。事業の縮小でたばこ生産者が契約の縮小を迫られる可能性もあり、地域にとっても大問題です。