宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

9月議会に向けた政調会。国の改定復興指針では県民は復興できないと県民に寄り添った県の対応を求めました。

 18日、9月議会に向けた政調会が開かれました。6月に出された国の改定復興指針、、5日、6日と開かれた国と盗電を招致しての全員協議会のやり取りを踏まえて、県民に寄り添った県の対応を求めました。

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 特に9月5日、国が避難解除するとしている楢葉町について、国が避難解除先にありきになっているのではないか、住民の不安にどう応えようとしているのかが見えていないと問題を指摘しました。楢葉町では住宅の解体を希望する住民が1100件を超え、解体が実施されたのは440件程度に留まっているとのこと。避難解除されても戻れる家がないのに、避難解除準備区域なので復興住宅にも入れないなど、先の見通しがつけられない状況のまま避難解除だけは行われることに、町民は矛盾だと怒っているわけです。全町が避難解除準備区域である楢葉町は、国の避難解除のモデルとされかねないだけに、こんな無責任でいいのかが問われています。

 福島切捨ての具体化と言って過言でない楢葉の現状は、今後の福島復興を占う大事な材料にされてくるのです。