宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

29日、自衛隊が11月に行う災害訓練「みちのくALER丁2018」にオスプレイ参加させるなと県に申し入れ

 陸上自衛隊は11月9日から11日までの3日間、大地震を想定した大規模な防災訓練を計画しており、県内では南相馬市が訓練拠点とされています。この訓練にオスプレイを参加させようとしているため、危険なオスプレイは参加させないよう国と自衛隊に求めるよう申し入れを県議団と南相馬市議団の連名で行いました。この訓練は4年前にも行われ、この時にもオスプレイを参加させていました。

 対応した県の危機管理部長は、オスプレイの参加について県には決定権が無いので、申し入れがあったことは自衛隊に伝えると述べるにとどまりました。オスプレイ福島県内では訓練は行わないと聞いているが、どこからどのようなルートで東北に来るのか、自衛隊に問合せしているが、まだ報告を受けていないと言います。

 大量の物資や人員を運べるとの口実ですが、そもそもオスプレイが災害対応にふさわしいのか疑問です。飛び上がるときに風を巻き起こし屋根が飛んだり、大量の砂埃を巻き上げるなどの問題が指摘されてきました。まして、未亡人製造機の異名が付くほど墜落事故が多いのがオスプレイです。災害訓練にかこつけた軍事訓練ではないのかとの疑問を生じさせるものです。

 防災の主体は自治体であり、自衛隊自治体の要請に基づき活動するのが基本的な枠組みとなっています。自治体の意思と関係なく勝手に自衛隊在日米軍を参加させ、事実上の軍事訓練を行うことは許されません。

 自衛隊の水陸両用車AAVが沿岸から上陸するとされる南相馬市の市議からは、住民は何も知らされておらず新聞報道で訓練実施を知った。自衛隊がいきなり来たら住民は驚きと不安を抱くことになると述べて、事前の周知徹底を図るべきと求めました。

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