宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

明けましておめでとうございます。コロナ危機を乗り越えともに新しい社会をつくりましょう。

 今年の年始はいつもと全く違う年明けでした。福島市には緊急警報が発令され、コロナ感染拡大が止まらない下で、親戚の行き来のなくひっそりと静かな正月を迎えました。こんな正月は人生でも初めての経験です。

 そのため、恒例の年頭街頭宣伝も今年は取りやめることにしました。これもまた議員になって以来初めてのことです。このように初めてずくしの年明けですが、問題のコロナ感染は、東京など首都圏の日々過去最高を更新する勢いが止まらず、医療体制の逼迫が伝えられており、医療や保健所の皆さんはどんなに大変な思いで日々頑張っておらりることか、医療現場にいた経験を持つ身として他人ごとではいられません。

 福島市内の3つの病院で院内感染によるクラスターや感染者発生により、市内の二次救急医療を受け入れる10の病院のうち3つが機能停止状態となりました。12月の県内の新規感染者数の3分の2を福島市が占めるという深刻さでした。

 福島市の感染者は受け入れる市内の病床が満床となり、市外にへの入院を余儀なくされる状況が続きました。最近ようやく少し落ち着いてきたかなと感じますが、身近なところで感染者や濃厚接触者が出ており、警戒を緩めるわけにはいきません。

 兎に角感染拡大をいかに抑え込めるかが重要ですが、そのためには、PCR検査を思い切って増やすしかありません。しかし、福島市内のPCR検査数は依然として郡山市を大きく下回っており、防疫の観点でPCR検査を行う行政の戦略が見えていません。感染者がはるかに少ない郡山市のほうがPCR検査数が多いという状態がずっと続いています。国も県も福島市に支援に入って抑え込み対策を講じてきたことで、感染拡大に一定の歯止めがかかったことは確かですが、感染者が増え続けていることも事実で、社会的検査はどうしても必要です。 菅政権がPCR検査の拡大に乗り出そうとしていないことが、福島市や県の検査への消極的姿勢に繋がっていると思います。

 経済を回すためにもPCR検査が必要との認識は、今や経済界の常識です。

菅政権の無為無策に追随するのではなく、県民の命を最優先する県政の実現が強く求められています。

 今年必ず行われる総選挙は、科学的知見に基づきコロナ危機を乗り越えて新しい社会、新しい政治をつくる大事な闘いとなります。日本共産党を躍進させて政治を変えようではありませんか。今年もよろしくお願いいたします。