宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

25日時点の医療従事者へのワクチン接種は11528人。ワクチン確保は大丈夫か?

 26日の県コロナ対策本部会議で報告された医療従事者へのワクチン接種は、25日時点で1万1528人。全体で約7万人の2割強。間もなく高齢者への接続が始まろうとしており、このペースで大丈夫なのか疑問です。

 ワクチン確保が計画通りに進まないのかもしれません。人口100人当たりのワクチン接種率は日本が0.46人と世界の最低クラス。最も高いイスラエルは112人です。医療関係者の打ち合わせの中で、日本でなぜワクチンが作れないのかが議論になりました。やはり基礎研究にお金が付かなくなっているためだと言います。日常的に基礎的研究が行われていれば、緊急対応も可能となる。日本の政治にその観点が無いから外国頼みになり、計画通りに事が進まない事態を招くことになると。日本の科学も医療や福祉も金食い虫のように扱われ、目先の利益を生まない邪魔者扱いされてきた結果が、今日の事態を生んでいるのだという訳です。一見無駄なように見えても、実は大事な役目を持っている仕事は沢山あります。利益至上主義に陥らない社会の在り方が求められています。