宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

船山由美比例候補を迎えた村山ブロックのつどいに参加。午後は生業裁判酵素に向けた説明会に参加。

 3日お昼を囲んで船山由美比例候補、斉藤朝興一区候補を囲む集いが開かれ参加。参加者からは福島での市民と野党の共闘はどうなるのかとの質問が相次ぎました。野党を共闘に引き込むためにも共産党と市民が頑張ることが大事だと確認し合いました。

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午後は生業裁判の判決が10月10日と迫る下で、控訴に向けた説明会が市内各地で行われており、3日午後は渡利地区で行われ参加。鈴木雅貴弁護士がこの間の裁判闘争と今後の方針を説明。

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2日、渡利地区敬老会、午後は第三学区後援会の議会報告と介護問題学習会。

 2日、渡利地区敬老会に出席、ここには小林市長が出席して米寿の代表に祝い金を贈呈。今年から喜寿の祝い金は廃止され記念品も無くなってしまいました。参加者は3百数十人と去年よりも少ない気がしました。渡利地区の100歳以上の方は7人、福島市内では100人を超します。町内のご夫婦から記念品をもらってきてほしいと頼まれ届けました。夫は長期入院で奥様は病気がちでも一人留守を守ってがんばっていますが、不安は大きい話します。高齢者が安心して生きられる政治をと決意を新たにしました。米寿を代表し謝辞を述べたのは、長年町内会長を務められた丹治義勝さん。いつまでもお元気で。

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 午後は、福島市第三学区後援会主催の議会報告と介護保険学習会に参加。

介護保険について講義したのは福島市飯野町にある山並みステーション所長の熊田さん。介護保険が改悪され今年から要支援1、2のサービスが市町村の総合事業に移行しました。実際には従来通りのサービス提供も認められているため、県内殆どの市町村はこれまで通りの事業を行っています。同時に町内会や老人会、NPO等によるボランティア事業への置き換えに向けた取り組みもも始まっているようで、いわき市は今年から15時間研修を受ければ、総合事業に係われる制度を立ち上げ研修を始めたものの、研修希望者は僅か5人しか集まらず、このような人材を活用したいと希望する事業所は一つもなかったと報告されています。

 介護の専門職が係わるからこそ介護度が悪化せずに日常生活を遅れている高齢者が圧倒的です。介護保険事業費圧縮のために無理に介護保険事業から卒業させるようなやり方は、介護保険の理念からも逸脱します。

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1日夜、双葉未来学園高校の丹野純一校長が福島復興フォーラムで講演。地域、社会の変革者育成を目標に。

 9月1日夜、福島復興フォーラムで双葉未来学園高校の丹野純一校長が双葉未来高校の目標や子どもたちの様子について講演しました。丹野校長は福島市瀬の上に在住。県教育委員会勤務から初代校長を命じられました。

 丹野校長は講演で、双葉の子どもたちにとってどのような教育が求められているのか考えに考えて、「自らを変革し、地域、社会を変革する変革者を育成する」学校を作ろうと思ったと語りました。それは、今までの価値観、中央への従属、自由や人権意識の未成熟、硬直化した教育システムを根本から見直すこと。人権、多様性を尊ぶ寛容な社会、持続可能な循環型社会、共生社会を実現する政治ね教育を目指す必要がある。そうでなければ同じことを繰り返すことになると述べられました。

この提起は双葉地方のみならず、福島県、日本社会に求められている課題ではないか、双葉高校が率先してそれを実践しようとする高い志を感じ、深い感銘を受けました。

子どもたちが必ず地域に出かける活動を重視しており、地域へのフィールドワークを通じて地域の課題を見つけ、大人たちの努力にふれて、自分たちも成長する日々だと言います。感じたことや課題を演劇にする取り組みの中で、自分の本当の気持ちを徐々に語りだす生徒もいる。しかし、それはとても辛いことなので無理な発言はさせず自然の発露を待つのだと言います。津波で親族を失ったり、避難で家族がバラバラになったり、死別したりと普通ではありえないことが日常になってしまった生活環境がいかに過酷なものかは想像するだけで心が痛む思いです。それを日々抱えながらも明るくけなげに生きる子供たちの姿こそ双葉の希望なのだと語りました。

県教委は、双葉の復興を担う人材育成を目指すとして特定の能力を持った生徒を育成しようとしていますが、双葉の復興には多様な人たちのかかわりと努力が必要であり、何よりも新しい社会を生み出すための努力が求められます。双葉未来高校がそうした発信地になることを期待したいと思いました。

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