宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

20日、双葉町に伝承館がオープン。展示内容や語り部活動を制限する県に早くも注文が。

 県が設置を進めていた東日本大震災原発事故を伝える伝承館が20日双葉町にオープンしました。運営はイノベ推進機構に指定管理を委託、私はイノベ推進機構の指定管理は問題があると指摘してきましたが、オープン当初から早速展示内容や語り部について注文が出ています。原発事故に関する資料が不充分との指摘や、語り部には県が特定の団体を批判することは禁止していることについて批判の記事が掲載されています。何のための伝承館なのか目的が曖昧、県が原発事故とどう向け合うのかそのスタンスが明確でないことの反映です。入場料一人600円も高すぎます。もっと多くの人たちに気軽に入ってもらい、大震災だけではなく原発事故の複合災害に見舞われた本県特有の被害と課題を鮮明にする役割が伝承館にはあり、ふさわしい施設運営が求められます。

4連休、19、20日とつどい。21日は市内各所で「安倍政治」の転換をと街頭宣伝。22日お墓参りで川俣に

 19日と20日は、総選挙に向けて政治を語る集いに参加。新しいお仲間も迎えることができました。

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21日は市内5か所で街頭宣伝。安倍政権の継承を掲げる菅内閣に政治を変えることはできないこと、自助、共助、公助と政治の役割を低めて自己責任を求める政治を変えて、医療や介護などケアに厚い社会、政治をつくるために、来る総選挙で市民と野党の共闘に力を貸してほしいと訴えました。差し入れや声援で励まされた宣伝行動でした。

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22日、お彼岸で川俣町に墓参り。途中立ち寄った道の駅でトランペット奏者の演奏がありしばし聞き入りました。夜空のトランペットの哀愁を帯びた演奏にすっかり聞きほれ3曲聞いたところで墓参りへ。伺った親戚では、川俣町でどんどん商店も食堂も店じまいし、生活できなくなりつつある、高齢者には福島市のようにバス代無料になると良いなとの話に。まちづくりの課題がいくつも明らかに。

 

 

 

 

 

 

18日、9月定例会が開会。知事の提案説明でコロナ感染者の死亡には触れず、9次与党提言にイノベ関連の国際教育研究拠点整備が掲げられたことを前進と

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 18日、9月県議会定例会が開会。知事が提案説明を行う中で、菅新内閣の発足に関しては、福島の実情を熟知、地方をよく理解し、地方創生をけん引してきた方が新たなリーダーになったことを心強く感じていると述べ、新内閣を礼賛しました。原発事故からの復興では、今月出された第9次与党提言でイノベ関連事業の国際教育研究拠点整備の推進が掲げられたことを前進面として紹介。被災者、避難者置き去りの復興への反省は見られません。 菅内閣は安倍政権の継承を掲げており、福島の被災県民切り捨てを官房長官として安倍首相と一体で推進してきた張本人です。事故も被害も終わりにしようとする自民、公明政権の転換なしに福島の真の復興はないことが改めて明瞭になったのではないでしょうか。

 コロナ対策に関して、17日2人の感染者が死亡したことについて、知事は提案説明で一言も触れなかったことに大きな違和感を覚えました。遺族の意志で公表を控えたようですが、個人情報は伏せても教訓を引き出すための情報提供は必要です。219人の感染者の中で2人の死者は重大であり、課題と教訓を明らかにして今後の取り組みに活かす必要があります。