宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

原発と人権集会2日目に参加 福島からの発信が日本を変える力になる

 福大で開かれた原発と人権の集会、2日目に参加。放射能汚染とどう向き合うかの分科会に出ました。

 

 物理学者の沢田先生、原爆医療に携わってこられた斉藤先生、福島の現状報告を福大の清水先生が行い、会場からの意見発表もありました。専門家の報告はやはり難しく、理解できない部分もたくさんありましたが、福島の参加者の発言は極めて現実的でした。高校の先生は、部活動をやらせていいか悩み、学校のプールの水を抜いていいのか大問題になっているのです。日常では何でもないことが、福島では大問題になり、それが人々の分断まで生み出す異常さは分かってもらえたのではないかと思いました。

 

全大会の中で、弁護士の小野寺さんが述べたのは、今度の集会で福島の現地からの報告が圧巻だったということでした。福島に住み、低線量被ばくを受け続けながら生きている私たちの苦しみ、悩み、怒りをいかに共有してもらい、原発のない日本社会を目指す取り組みに活かしてもらうか、福島に生きる私たちの活動が問われているし、訴え続けることの大切さを改めて確認させられた集会でした。

 私のすぐ前の席におられたのが、代々木病院の精神科医で雑誌ではよく拝見していたかの有名な中沢正夫先生でした。先生は、福島にもっと支援したいと思うが、どんな支援を求めているのか地元から発信してほしいとのことでした。被災直後から相馬に入り、精神科の診療に関わって来られ、診療時間を空けて支援を考えておられるのだとおっしゃっておられ、是非応えたいとの思いを強くしたところです。

 

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