宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

福島市だけでも483人の保育所待機児がいるのに、全県の待機児が462人?。一方では1856人分の保育所整備。 待機児の実態を正確に把握すべきです。

 昨日の私の一県内の待機児童数を質した一般質問に対して、子ども未来局長は4月1日時点の待機児童数は462人と答え、今年度の保育所整備数は1856人分と答弁。これでは待機児の4倍もの認可保育所を整備する計画になってしまいます。待機児童の把握方法がいかに不適切かは明らか。国の待機児童の把握が実態に合わないためにこのような矛盾が繰り返されているのです。それを承知で県議会の本会議で矛盾する答弁をする当局の認識も問われなければなりません。県の報告では、福島市の待機児は125人とのこと。それでも昨年比では29人増えた計算です。しかし実態はそんなものではなく、 福島市の待機児は当初493人と報告されていました。その後483人になったのは10人が諦めて辞退したからだと言います。諦めざるを得ない状況が続く現状を打開するための本気の取り組みが求められています。

 福島市はこの間の議会のやり取りがあり、待機児をより実態に即して把握してきたため、483人という数値が出てきますが、他の自治体ではそのような把握すら行われていないのが現状だというのです。まず何よりも待機児の正確な把握を最優先して取り組むべきです。

 ちなみに、県が把握した待機児童数は、福島市125人、南相馬市65人、田村市58人、郡山市52人、二本松市48人、喜多方市34人、西郷村19人、大玉村18人、いわき市棚倉町が12人、相馬市5人、会津坂下町3人の計462人。