22日から24日にかけて企画環境常任委員会の県内視察。相馬のLNG基地、イノシシ焼却施設、楢葉の新しい街づくり、環境創造センター等を視察。
この中で相馬市に設置されてイノシシの焼却施設を視察した際に、林業再生事業によりイノシシの生息範囲が拡大しているのではないかとの見解が示されたことは衝撃でした。森林除染の意味合いもありましたが、山が見通しが良くなるとイノシシの居ごごちが悪くなるらしく里の方に下りてくるらしいと言うのです。人里付近では猟銃による捕獲は危険なため困難になるので罠による捕獲が適切だと話しています。
中間貯蔵施設が設置されている双葉町の中を副町長にバスで案内してもらいました。議長さんも同行されご自宅付近まで。そこは帰還困難区域でも特別復興拠点区域ではないため、広大な除染土壌の仮置き場になっていました。中間貯蔵施設に直接搬入することはできないと言われ、仮置き場を設置したとのこと。中間貯蔵施設は虫食い状態にあちこちに小規模のものも作られていました。
楢葉町では役場のすぐそばに整備中の恵美ふるタウンを視察し、町から復興の状況を伺いました。区域内に災害公営住宅入居者の9割は高齢者。コメリや地元のスーパーが入りますが、什器類すべてを町が整備して貸し出す、しかも10年間はテナント料を取らない方針とのことですが事業者は職員確保が課題と言います。