宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

7日、土木委員会が二本松市の岳温泉に通じる道路崩落の現地視察。生業訴訟の公判日。最後の原告人尋問と、テルサでは沖縄の仲里衆院議員の講演会を同時開催。8日、飯舘村長選挙の佐藤八郎候補が渡利地区で街頭からの訴え。9日は赤旗囲碁将棋大会であいさつ。渡利に避難する飯舘の方を訪問。

 土木委員会が二本松市岳温泉に通じる国道の法面崩落現地を視察。翌8日から片面通行可となりました。

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 7日、生業裁判の最後の原告本人尋問が行われ7人が尋問に答えました。最後を務めたのが中島原告団長だったそうで、弁護団は今日の原告人尋問は120点だったと評価。原発によって暮らしも生業も奪われた原告たちの訴えが、裁判官を動かしたことは又害ありません。議会を終えてテルサでの仲里衆院議員の講演を聴こうと急ぎましたが間に合わず、夜の懇親会で隣同士でゆっくりとお話を伺う事が出来ました。

 安倍政権が強権的手法で沖縄を抑え付けようとしているひどさは並ではないことが本当によくわかりました。奥様も同伴で福島県に来ていただいたことはうれしい限り。自民党から除名されて統一候補として総選挙で初当選。77歳の初当選は最年長記録とのことです。今の安倍政権は本当の自民党ではないと話す仲里議員。自民党筋から見ても安倍政権は異常に映るという事です。

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6日告示された飯舘村長選挙は、現職と佐藤八郎候補との一騎打ちの戦いに。8日には避難者が多く生活する渡利地区で街頭から訴え同行しました。まとまって避難していたアパートも今では1世帯だけになっていたりと、どこでもいるはずの方がいなくなり、避難者の生活の変化の大きさに驚きます。八郎さんの声を聴いて出てくる人も多く、期待の大きさも伝わってきました。同時に、飯舘には戻らないから村の政治にはもうかかわらないという方もいるなど、努めて飯舘から離れようとしている様子もうかがえて、避難者の複雑な心境も伝わってきました。

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9日には渡利に避難する飯舘の方々を訪問。既にこされている方も少なくありません。話ができたお宅の多くは子どもは帰せないと考えています。渡利に新居を求めた方も何人かいて、飯舘よりはましかと思うと述べています。除染が終わったとはいえ、85%が森林の飯舘では安心できる状況にはなく、村の除染の目安も年間5ミリシーベルトとしており、空間線量では毎時1μシーベルトにもなり、やはり帰れる場所ではないとの受け止めは当然ではないでしょうか。だから避難解除はいったん白紙に戻そうとの訴えが響くのです。 この闘い何としても勝利させたい。

 

土木常任委員会。URからの復興公営住宅買い取り価格が、県内事業者よりも1戸当たり2000万円も高い価格は不当と指摘。

 6日、7日と土木常任委員会の審査。6日の議案審査では復興公営住宅を事業者に建設依頼し県が買い取る方式を一部で実施しており、URと県内の建設事業者とに分けて建設し買い取るための契約議案が出ています。ところが、1戸当たりの建設費ではURが4300万円から4500万円、一方、県が直接建設する場合の工事請負契約では2300万円から2500万円であり、実に2000万円も高い金額でURと契約することになります。これは異常としか言いようがなく、UR言いなりは許されないと指摘しました。

 今月中に計画を策定するとしている県住生活基本計画案が報告されました。若者の不安定雇用、低所得層の広がりの下で、若者の定住と生活支援を住宅政策で慈雨進めるのかの視点が必要だと指摘、そのためにも公営住宅の絶対的な供給量を増やすべきだと求めました。

5日夜、沖縄県小名が県政の政策参与でもある照屋さんの講演会。沖縄の安倍政権と対峙する確固とした姿勢に福島県こそ学ぼう

 5日夜、安倍政権の強権政治と真正面から対決して頑張っている沖縄県から、照屋義実さんを呼んで講演会が開かれました。照屋さんは沖縄県の政策参与を務める方です。福島大学卒ということで来ていただきました。

オール沖縄の願いは基地をなくすこと。この立場に確固として立ち頑張る県政の姿は、原発事故に苦しむ福島県民を鼓舞し励ましています。照屋さんの話を聴いて、日中の本会議で内堀知事がオール福島で頑張ると答弁したことを思い起こして、その言葉の持つ意味の違いに気づき、慄然としました。安倍政権の県民切り捨ては許しつつ、言葉はオール福島という、これは詭弁としか言いようのないものです。

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