宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

8日、議会最終日、吉田議員が討論。新しい議会構成が決定。新議長に渡辺義信議員、副議長は佐藤政隆議員を選出。

 8日、9月県議会最終日、吉田議員が討論を行いました。自主避難者追い出しの調停申し立ての議案は、共産党だけが反対で可決。向こう9年間の長期総合計画も共産党だけが反対しました。長期総合計画の議案には自民党と県民連合が賛成討論を行いました。

 新長期総合計画は、コロナ禍の下で明らかになった医療、、介護、公衆衛生の脆弱さを指摘、コロナとの闘いは長期戦になることを踏まえ、この分野を強化すべきこと、地球温暖化対策では最もCО2排出量の大きい石炭火発の廃止を明記し取り組む必要があること、ジェンダー平等の実現のため、2030年の県女性幹部割合目標12%を大幅に引き上げるべきと指摘し、今日の日本と世界の新しい情勢の変化に的確に対応できる計画にすべきであり、議案は極めて不十分と指摘しました。

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6日、宮川議員が総合計画について質疑、7日大橋議員が総括質問を行いました。

 宮川議員は、コロナ禍を経て明らかになった医療、介護、公衆衛生部門の強化、地球温暖化対策では石炭火発の廃止の取り組み、ジェンダー平等の実現に向けた県職員の女性幹部の増員、30人学級を高校も含め全部の学校で推進するための計画策定などを求めました。

 大橋議員は、若者支援を大きな視点に、有機農業への支援、福島大学学生の安全対策や交通支援、高校の校則見なおし、コロナ禍の下での就職試験の不利益解消、企業でのジェンダー平等の取り組み等について質問。若者支援でここまでの具体的な提案は初めてのことです。

 いずれも当局の答弁は代わり映えしませんが、議会側のジェンダー平等や環境問題の意識の変化が質問を通じて鮮明になってきました。本気で取り組むためには、国政の転換が避けられません。

後半議会の構成も自民党が全部独占。私は商労文教常任委員会に所属

7日、県議会後半の各常任委員会の構成案がでました。私は商労文教常任委員会に所属となります。各常任委員会の委員長、副委員長を全部自民党が独占。共産党は会派の比例配分で分け合うよう求めていましたが、聴く耳を持たない自民党の横暴が際立ちます。8日には議長、副議長選挙が行われます。各種委員会の委員選任では、今回も県都市計画審議会委員になる予定です。