宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

いよいよ参院選挙が公示。共産党は福島市のまちなか広場で岩渕友候補が第一声をあげ、ここには、都議選で見事議席を引き継いだ世田谷選挙区の里吉ゆみさんが応援に駆け付けました。各党党首が福島市で第一声を上げ、自民党の安倍首相は、福島切り捨てるような演説

 岩渕友候補の第一声は、福島市のまちなか広場で行いました。どの候補者よりも元気、筋が通っている、情感に訴える演説で、参加者に確信を与えます。

Dscn0615

 

Dscn0637

今日の第一声で、青年を代表して訴えてくれた大橋さおりさん。原発事故で親から避難しろと言われたけれど、家族が離れ離れになるのかと思うと悲しくて、とても避難することはできなかったと述べ、福島にとどまって生きる若者の苦悩を語りました。

Dscn0643

里吉都議は、東京でも1歳の自分の子供にミルクを作るための水が売り切れて手にはいらなかった経験を述べ、福島で生活している人たちが、どんなに苦労しているかと思うと胸が張り裂ける思いですと、被災地への思いを語り、だからこそ直ちに原発ゼロを掲げる共産党を伸ばしてほしいと訴え、聴衆の涙を誘うとともに、東京に続いて福島でも頑張ろうとの熱い気持ちが一つになりました。

Dscn0565

 自民党民主党党首が福島市で第一声を上げました。安倍首相は、福島は常磐道除染が終わり、警戒区域の見直しも終わった、問題は風評被害の払拭だと述べ、風評被害払拭で闘ってきた現職を勝たせてほしいと訴え。福島は事故も被害も真っただ中にあるとの認識は全く示さず、まるで全て問題は解決したかのように事実上福島を切り捨てようとしている事は明瞭。これを聞いた県民から、福島の現状を何と思っているのか、被災地切り捨ては許せないと怒りと抗議の声が広がっています。

 安倍首相がねじれ解消というけれど、本当に解消すべきなのは国民多数の願いと現実政治との間にあるねじれ。とりわけ、国民の6割が反対する原発再稼働、輸出を推進する異常さは際立っています。東電柏崎刈羽原発再稼働の申請をするとのニュースは福島県民にとっては衝撃的。全く反省がない、国の政治が東電の姿勢に反映していることも明瞭。だからこそ、今度の選挙が大事です。

民主党の海江田代表は、福島に来てもほとんど原発政策に触れることはありませんでした。原発ゼロは2030年と遠い将来の課題にしてしまい、当面の再稼働は容認する方針では、当然原発に触れられなかったのでしょう。