県議会最後の質問となった総括審査会で共産党からは吉田県議が質問に立ちました。
福島第二原発廃炉について、福島復興の前提との認識があるかとの質問に、知事は多くの県民の願いだと述べるだけで復興の前提とは言いません。
学校給食費無料化について、これまでは法的にできないと答えていましたが、今回の答弁では学校給食法では問題はないと明言。一歩前進です。県内の4分の1の町村で何らかの補助制度を始めていることをパネルで示しながら県の制度にと迫りました。是非県の制度まで持っていきたい。
人口問題特別委員会の審査では、医療、福祉の人材確保対策、定住移住促進等の対策について議論。医療人材で特に不足が深刻なのはどの職種かの問いには、医師の絶対数が足りず、産科、小児科、麻酔科が深刻だと答えました。
高校卒業者の県内就職率は82%と過去最高になったとの説明について、雇用形態を聴くと全員正規雇用との答弁。派遣会社への就職でも形としては正規雇用となるのではないかと質すと、そうだとのこと。ならば実際に働く現場で正規雇用となっているかどうかまで調査すべきではないかと指摘しました。
保育士の確保について、今年度も新たな保育所整備が行われているが保育士の確保が間に合うのかの質問に、来年度の卒業生がいるのでと答弁したことを受け、卒業生のうち県内の保育所に就職するのは3割台に留まるこれまでの状況では間に合わないと指摘。抜本的な賃金アップが必要だと求めましたが、それは全国的な課題だとして対応する姿勢はありません。