宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

9日、地元町会の総会。町会長あいさつでもアメリカのシリア爆撃への不安、原発再稼働の動きに批判の声が

 9日、地元町内会の総会に出席しあいさつ。会長の冒頭あいさつで、シリアへの爆撃、安倍政権の原発政策への不安と批判が出されました。私もあいさつでどちらの問題にも触れながら、世界は一路危険な方向に進んでいるわけではなく、核兵器禁止条約締結に向けた歴史上初めての会議が始まったことも紹介。また、原発事故に関して前橋地裁判決で、国と東電の責任が断罪されたことを紹介すると、みなさんの顔が明るくなるのを感じました。闘ってこそ道は開かれます。

9日、元福島大学学長の山田瞬先生を送る会。多彩な方々が参加、先生の人柄がしのばれました。

 1月に90歳で亡くなられた元福大学長の山田瞬先生の送る会に出席。釣りが趣味だった先生の立派な釣り道具がいくつも飾られ、執筆された本も展示さ、多彩な分野で活動された先生らしいお別れ会でした。ご挨拶される人たちも多彩、とりわけお酒大好きの先生らしく、ゼミの学生は授業よりもコンパの方が学生が多く集まっていたとのエピソードも。歴代学長さんたちも参加されて山田先生との別れを惜しんでいました。大学退官後は、渡利福祉会の後援会的組織であるはなネット友の会の会長を長く務められ、佐藤和子施設長のユニークな司会からも山田先生の最後の様子を窺い知ることが出来ました。

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8日、福島市内の浪江町向け仮設と復興住宅を馬場町議とともに宣伝。今村復興大臣は柘植は政府の本音と批判。どこでも頑張れの声援が

 8日、浪江町町議選を間近にして福島市内の仮設住宅と復興公営住宅を馬場績町議とともに一巡しました。200戸近く入っていた仮設住宅の入居者は随分減少し30から40戸程度。街頭から演説するとどこでも浪江の方々が外に出てきて対話になり、頑張ってほしいと期待が寄せられました。3月末で帰還困難区域を除き避難指示解除されたものの、上水道が点検され使用可能となったのは709戸とのこと。準備宿泊の登録をしたのが806世帯。はたしてどれだけの人が戻れるのか分かりません。

 飯坂町の復興住宅に入居された方から話を聴くと、桜のそばで気持ちがいい、住み心地はとてもいいですと話してくれてホッとしました。

 しかし、故郷への思いが立ちきれないことは当然であり、避難を継続せざるを得ない住民に寄り添った政治が国政、県政、町政に求められています。その中で、今村復興大臣の暴言が被災県民の怒りを買っており、馬場町議も語気を強めて避難解除すればあとは戻るか否かは個人責任にされてしまうと批判。しかしこれが事故も被害も終わったことにしたい安倍政権の本音。収束作業の困難さ、複雑多様化する被害の実相が明らかになれば、切り捨て政治の異常もあぶりだされくる、そのせめぎ合いが続きます。

 

 

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