宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

23日、生活環境部審査。土砂の災害廃棄物処理事業の周知徹底を。

 生活環境部の審査では、土砂の災害廃棄物処理について、福島市は宅地内の土砂を集めるまでは個人でやることになっているとの話があったので確認すると、土砂の集積から搬出まで一連の経費全てが補助対象となると答弁しました。この事業が災害前からあったものと言われている点について聴くと、去年の災害から土砂が対象に含まれたとのことです。新しい事業なので内容の理解が不十分であることも考えられるため、丁寧な対応を求めました。

イノシシ対策では、第三期のイノシシ管理計画で適正な生息数を何頭と設定するかが明確でない。初期の管理計画では5千頭を目標にするとしていたのに第3期計画期末で5.5 万頭というのは適切とは言えないと指摘。目標頭数を明確にするべきだと求めました。

20日、企画調整部審査。新たな国際研究教育拠点整備は見直しを。

 20日の企画調整部審査では、イノべ構想に係わり、国際研究教育拠点の整備について、有識者会議の中間まとめが出たが、これから新たな研究教育拠点を作って研究すべき分野の一番大きな課題は廃炉にかかわる分野ではないかと指摘。これまで原発にかかわる人材育成は原発推進のためだったが、これからは安全確実な廃炉を進めるための研究教育が求められる。そのためには新たな教育機関を整備すると言うよりも、今までの教育機関を利用して進めるのが現実的だと提起しました。

 11月時点の避難区域の居住率が27.8%に留まっており、帰還を希望する避難者が何を求めているのか、丁寧な聞き取りを行い復興せ策に活かす取り組みこそ必要ではないかと指摘しました。

 また、気候変動、温暖化対策に係わり、IGCC型とはいえ石炭火発は見直すべきと指摘、そうすれば小名浜東港整備も必要なくなることになるとして、火発における燃料転換も検討すべきと求めました。

東北中央自動車道の山上、相馬間6㎞が22日開通し常磐道に接続。

 22日に福島相馬道路の山上、相馬間6㎞が開通することになりました。福島相馬間の全線開通は来年度末の予定。これで福島市役所と相馬市役所間は22分の短縮になります。中央道開通前のR115の通行量は1日3500台に対し、現在が4900台と伸びていると。霊山道の駅のオープンの影響も大きいと考えられます。