宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

12日、企画調整部審査。避難者に寄り添った復興を。再エネは環境保護と一体の推進を

 企画調整部の審査では、地方公共交通の市町村支援について、高齢者からの強い要求であるバスやタクシーの補助は、高齢化社会の重点課題として補助の拡充を求めました。再生可能エネルギーの推進に当たっては、大規模発電設備が環境破壊の危険があると反対が起きていることを重く受け止め、再エネビジョンの見直しに当たっては、環境保全と一体で進めるべきと指摘しました。

 復興計画の見直しについては、復興の土台となる廃炉事業がロードマップ通りには進まないとする専門家の指摘は重い。避難者が帰還しない理由も廃炉が進まないことが理由になっている。廃炉の進捗を現実的に見極めながら復興施策を検討すべきであるり、避難者置き去りにしてはならないと指摘。

 避難地域の復興のために補助金を使い外からの呼び込みで人口増を図ろうとしていることについて、補助見込み世帯数を質すと、これまでの移住実績150世帯を超えたいと述べるだけで具体的な目標数は示しませんでした。

避難地域の復興を進める上で、住民が復興の主体になっていないとの指摘が専門家からも指摘されていることを上げ、住民主体の復興計画にするため住民参加の在り方を検討しるよう求めました。また、 避難地域復興のためには、戻りたい避難者が戻れるような支援策こそ優先して行うべきだと求めました。現在住宅家賃補助が継続する世帯は、大熊、双葉両町の1500世帯だけです。

 

3.11東日本大震災と原発事故から10年街宣と祈念式

 今日は東日本大震災原発事故から10年、被災に県と比較しても福島の復興はまだまだまだ緒に就いたばかりです。10年たっても取り戻せない家族や地域の絆、失われたものの大きさを改めて感じさせられる日でもあります。だからこそもう二度と原発は再稼働させるべきではありません。福島から原発ゼロを発信する決意の日にもしていきましよう。午後、県の復興祈念式に出席。

f:id:m-sizue:20210311163550j:plain

 

f:id:m-sizue:20210311163700j:plain

f:id:m-sizue:20210311163720j:plain

 

10日、生活環境部審査。ジェンダー対策、地球温暖化対策の前進を要望。

 10日、生活環境部審査を継続。女性活躍にふさわしい環境を整備する点で、他の委員からも質問が相次ぎ、さながらジェンダー問題委員会の様相でした。私からは、コロナで最も影響を受けているのが女性であること、貧困で生理用品を買うのも困難な女性がいることから、世界ではこのような女性を支援する取り組みが行われていることを紹介し、県の取り組みを求めました。また、今年改定される男女共同参画計画で8%の余りに低い女性管理職の割合目標は抜本的に引き上げを求めました。

 知事が2050年カーボンゼロ宣言を行ったことの具体化として、当面2030年までの10年間の取り組みが極めて重要なことを指摘し、不充分な国追随ではなく県独自の目標設定を求めました。

 災害廃棄物の処理について、今回の地震被害に関し市町村間で取り扱いに差があると指摘すると、市町村が計画すれば財政支援は可能と答えました。がれき撤去も既に業者に依頼し終わった場合も、償還払いも可能とのことです。市町村が事業化するためにも住民から要求を上げていく必要があります。