宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

9日、高湯先達山メガソーラー発電用地の現地調査と住民との懇談

 9日、村山市議とともに県が今月林地開発許可を出した高湯先達山メガソーラー発電用地の現地調査と、これまで反対運動してこられた住民の方々との懇談を行い高湯平別荘地の管理事務所の岡地さん、姥堂にお住いの佐藤さんたちからそれぞれお話を伺いました。

 岡地さんは県の森林部会の審議も傍聴したが、結論を出す場面は傍聴者が会場から出されたので確認できなかった。森林法の見直しが進まないと実際に事業を止めるのは困難だと思ったと感想を述べていました。豪雨時の調整池の機能が十分なのかについては、福島市内に降る降雨量に基づき計算されるが、市内中心部と吾妻山では倍以上の差があり、計算の基準の見直しが必要だと述べています。県や市には環境を守るための条例を作ってほしいとの要望もあり、是非住民団体としても議会に請願を提出していただくようこちらからもお願いしました。

 姥堂の佐藤さん宅には近所の方々も話を聞きたいと集まってくれていました。県が許可を出した事は大変残念だが、心配して話を聞いてくれる議員がいることが心強いと話しています。先達山は60年前にも大きな土砂災害が発生し死者も出ており、親からはこの土地と環境を守るよう言われ続けてきたと言います。そのため一人でも署名集めをしなければと思って地域を回り署名を集め県に提出してくれたのでした。

 予定地には既に重機が入り工事が始まっている様子が窺えます。

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11月3日、高橋ちづ子衆院議員、岩渕友参院議員とともに選挙報告かねた街頭演説。

 3日、総選挙後初めて高橋ちづ子衆院議員が福島県入りし岩渕友参院議員とともに街頭演説。私も一緒に訴えました。高橋衆院議員は、議席を大幅に増やした維新を含めると改憲勢力が国会の3分の2占め、憲法改悪の動きが加速される危険性があると指摘。国民の運動と結んで阻止するために頑張りたいと決意表明。 また、選挙中に訴えた日本の政治の4つのチェンジは、いずれもこれからの政治の大焦点ばかり、実現に向け国会内外の連帯した取り組みを強めたいと述べました。

 岩渕友参院議員は、高橋ちづ子衆院議員のかけがえのない議席を守ることができたことに感謝し、次の自らの改選となる参院選挙で議席確保の決意を表明しました。

 私も県内5つの小選挙区全てで市民と野党の共闘が成立し与野党一騎打ちの闘いになり、3勝2敗と勝ち越したことからも、県内の野党共闘の成果がはっきり表れていると評価次の闘いに活かしたいと述べました。

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4日、高湯のメガソーラー発電に係る林地開発が許可に

 先月13日に開かれた県の森林審議会森林保全部会は、高湯に計画されている先達山メガソーラー発電のための林地開発を適切と認める判断を行い、この判断に基づいて県は本日付で林地開発許可を出しました。この土地はかなり急峻な地形でソーラー設備設置のため400万㎥もの土砂を移動し盛土する計画です。

 熱海の大規模土石流災害を踏まえ、土砂災害に関する法体系の見直しが求められていますが、未整備の下で現行法に基づき県は許可を出したものです。

 先月12日に地元住民が県に許可しないよう求める要望書を提出していましたが、それが反映されることはありませんでした。

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写真は10月12日県に要望する地域住民