宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

福島相馬地区の議員団会議、各自治体の取り組みが交流されました

 27日、福島相馬地区の議員団会議が開かれ参加しました。除染をめぐる取り組み状況や、避難地区の見直しに関する地域住民の声も報告され、議員団の取り組みも交流できました。

 除染では、桑折の仮置き場設置の取り組みや、除染作業に住民が参加する仕組み作りを是非聞きたいと思っていたので期待していましたが、町長が議会でその方向で進めたいと答弁したが具体的にはこれからという状態にあることが分かりました。仮置き場を決めるのも簡単ではないようで、斎藤町議の地元町会で集まってどこに作るか話し合いを行った所、反対する住民がいたが、その人が自分で適切と思われる場所を見つけて提案してくれたことで、皆でそこにしようとなったということです。自治体が住民に投げかけてこそ事態は進むことを示しています。

 飯館の佐藤八郎村議は、飯館村が村民を戻すための対策を必死に取ろうとしているが、住民の意見は必ずしもそうではなく、村の取り組みと住民の要求が噛み合っていないことも明らかになりました。

 南相馬市では、市長が市民の意見をあまり聞かないままに避難地域の見直しを受け入れたが、小高も自宅の掃除すらやりようが無い状態で、何でこれで帰れと言うのかと怒りの声が上がっていると報告されました。

 二本松市の斎藤市議も参加され、二本松市の仮起きや、除染の取り組みが報告されましたが示唆に富む内容でした。仮置き場は、110箇所以上決まった、除染は市民が業者に依頼する方法も含めて助成することで推進を図りたいとの方針が示されたと言います。この方法は、福島市長も国に求めており、早期の除染実施のためには不可欠の条件だと思います。