宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

全県地方議員会議、避難区域の見直し、除染様々な問題が明らかに

 今日は一日県内の共産党の地方議員会議がありました。避難生活しながら議会活動で頑張っている南相馬市の渡辺市議、浪江町馬場町議、大熊町石田町議、広野町の畑中町議などから現在の問題点や共産党としての取り組みが報告されました。とりわけ、警戒区域の見直しをいち早く受け入れた自治体では、国や自治体の説明に対して住民から批判と説明を求める声が嵐のように噴出しているとのことです

 大熊町は、これから町民に対して5年をメドに戻る意思の有無をアンケート調査することになったとのこと。町の95%が年間放射線量が20ミリシーベルトを超える状態で、1万人の内500人が帰ってもどうにもならない。全町帰還困難区域に指定せよと国に要望しているが、国は方針を変えようとしないと怒りの発言でした。

 広野町は去年の6月で計画的避難準備区域を解除、今年4月に帰還宣言を出したが、戻ったのは500人から600人程度。地域の放射線量のモニタリングポストは除染を実施した町役場の数値が町の線量として報道されていて、広野町は低い地域と思われているようで、子どもたちもなぜ帰れないのという疑問が出されている。実態を正確に報告すべきと求めたら、役場の線量に除染後の線量という解説が加わっただけで、町は除染しないところがいくらの線量なのか明らかにしようとしないとのことです。実態を正確に知らせて、住民の選択権を保障する立場が求められています。

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写真は上から久保田県委員長、避難しながら議員活動している馬場浪江町議と渡部南相馬市議下は、今年の選挙で初当選し自己紹介する矢吹町の安井町議とその左が矢祭町の広野町