宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

25日から27日まで議会視察で北陸、東京へ

 商労文教常任委員会の県外視察で岐阜、石川、富山、東京へ。

岐阜では、イノベーション人材育成と産業集積の取り組みを視察。IT企業の集積はある程度進んだものの、日本の最先端技術開発を目指しても頭脳は東京集中から変わらず、地方の困難さが浮き彫りになっています。

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 石川県では伝統工芸産業の継承、育成の取り組みを視察。生活様式の変化にいかに対応しながら、伝統産業を守っていくのか試行錯誤の繰り返し。会津塗など抱える課題は共通でした。国指定の伝統工芸士の名前が工芸館の入り口に掲示されていました。

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富山県のスーパーグローバルハイスクール高岡高校を視察。何と個々の出身者には元読売新聞社長の正力松太郎、小林興三次と二人も名を連ねていました。富山大工学部跡地に作られた高校で、広い敷地と学習室がいくつもあり、学習環境には恵まれています。どこの大学に何人合格したかが目標として追及されるため、学校もそこに照準を合わせざるをえません。スーパーエリート育成だけを目標にすることには疑問です。

 

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 車中から眺める田園風景で驚くのは、麦の転作が思いのほか多いことことです。

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最後に訪問した東京都立永福学園高等部の経度知的障がい児の職能訓練を教育に位置付け99%の就職率を達成している取り組みは大変教訓的でした。1学年100人、10教室。就職先で最も多いのが事務、情報関連分野と聞いて驚きです。都は5か所に整備し終え合わせて1200人が学んでいます。、今後は中程度の障がい児を対象として、10校に職能開発科をつくる計画とのこと。子どもたちがとても意欲的に学習しているのが印象的でした。