宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

26、27、28日と県外視察で大田区蒲田、福岡、大分へ

 26日から3日間、商労文教常任委員会の県外視察。中小商工業者支援で大田区蒲田にある中小企業支援センターを視察、事務局長から取り組み説明を受けました。驚いたのは、事務局長はじめ職員は全員女性だと言うことです。事務局長さんは福島に係わりが深く、今も連絡を取り合う関係とのこと。大田区も中小業者を取り巻く環境は厳しく、事業者数は年々減少していると言います。支援センターはワンストップサービスに心がけており、入り口に何でも相談できる窓口を設置し、相談の内容に応じて専門部署を案内する仕組み。また、センターに相談にこれない事業者も多く、センターから出かけて行って相談に乗る体制を取っており、事業者に寄り添うセンターにする明確な姿勢を感じることができました。

 福岡県では武雄市の図書館を視察。年間入館者数が100万人近くに上ります。図書の貸し出し利用者数は15万人ほどで、図書館が企画する様々なイベントに参加する人が多いこと、図書館の中にある本屋さんやカフェを利用する人など、多様な利用が可能な施設となっています。まず図書館に足を運んでもらうことに力を注いでいると館長さんは話していました。民間の力を利用しながら、図書館の機能を限りなく拡大する意欲は大したものです。年間1000近いイベントを組むとのこと。公民館等の社会教育施設の役割も担っているようですが、イベント参加者が継続した活動に発展させるのは、公民館などの施設に担ってもらうすみ分けをしていると話していました。全国からの視察が絶えないそうです。

 大分県の産業分野でのデジタル化を支援するセンターも視察してきました。ここも全国からの視察が多いとのこと。中小業者のデジタル化の取り組みはまだまだ進んでおらず、必要性すら良く認識していない事業者も多いとのことで、デジタル専門の民間事業者のノウハウも活用しながら、利便性と生産性を向上させられるかを感じ取ってもらう取り組みを重視しているとのこと。